ポテトチップができるまで
その年の天候により、じゃがいもの状態は大きく異なります。
そのため、日々の天候のチェックは欠かせません。
じゃがいもは、乾燥地域で気温差が激しい場所で育つ作物です。
逆に、雨には大変弱い作物でもあります。
その年の生育環境や性質を見て、日々のポテトチップのフライ条件などを決めています。
2. 原料の受け入れ検査
桜前線のように、南は九州から北は、北海道まで産地が移動します。
5月下旬から九州の鹿児島から始まり、関東の茨城県、北海道の函館、十勝、オホーツク海側と収穫が始まります。それに沿って、収穫されます。
弊社の主な契約産地は、鹿児島県、宮崎県、茨城県、北海道です。
天候により、他の産地から調達することもあります。
1. じゃがいも
皮をむいたじゃがいもをスライスします。じゃがいもの品種や生育状態に合わせて、ポテトチップのスライスの厚さを調整します。
4. スライス
じゃがいもは、少し土の付いた状態で保管しています。
このじゃがいもを水で洗い、皮をむきます。
その後、人の手で緑化したじゃがいもなどを取り除きます。
3. 洗浄と皮むき
油は、米とパーム油をブレンドして使っています。季節や気温に合わせて配合割合を調整しています。菊水堂は直火炊きフライヤーを用い、職人が日々フライの細やかな調節を行うことで、じゃがいもの味をいかしたポテトチップを作っています。
6. フライ
薄くスライスしたじゃがいもを、水とお湯で洗います。ここで、じゃがいもに含まれる余分な成分を洗い落とします。じゃがいもの性格に合わせて温度も調整しています。
5. 洗浄工程
沖縄の焼き塩で味付けを行います。
0.7%の量がかかるように調整を行っています。
適切に味付けされているか判断するために、1時間に1回の検査を行っています。
8. 味付け
機械のセンターと人の目視により、焦げたポテトチップなどを取り除きます。
じゃがいもによっては、焦げやすいこともあります。